出産後1(生後1年以内)
ご出産おめでとうございます!!さあ、育児のスタートです。
慣れない育児はママもパパも「できなくて当たり前」!
無理しない、あせらないことが大切です。
ママとパパが一緒に育児に取り組んで、お互いに感謝の気持ちを伝えたり、ねぎらったりしながら、
共に子育ての喜びや苦労を分かち合い、赤ちゃんと一緒に「家族」として成長していきましょう。
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出産後のママの身体は、急激なホルモンバランスの変化などにより、情緒が不安定になったり、
体調を崩しやすくなります。
一方、この時期の赤ちゃんは昼夜の区別がなく、ほとんど寝ている状態です。
泣く→おっぱい→眠る→また泣く…の繰り返し。
ママの身体が回復しないうちから大変な子育てが始まります。
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ママの心と身体について
ママの体内でのホルモンバランスの急激な変化は、妊娠前の健康状態に戻るまでに4週間から6週間、
完全に元に戻るには1年かかるそうです…!
マタニティブルーや産後うつもこの時期に起こりやすい症状です。
一人で悩まず、パパや周りの方を頼ってみましょう。
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パパへのアドバイス
家事も育児もやる気はあるのにどうも上手くいかない…という時は、ぜひママと家事・育児について
話し合ってみてください!
ママによっては、パパには家事・育児を
「積極的にやってほしい」「平等に分担してやりたい」「できるところがあれば手伝ってほしい」
など考えが違うことも。
話し合うことでお互いの気持ちがわかり、一緒になって育児に取り組めると思います。
時には周囲の助けをかりるのもグッド!
また、ママに「ありがとう」「お疲れさま」などの感謝の気持ちを伝えると、
きっと喜んでもらえると思います!
出産後の各種手続き
赤ちゃんが生まれたら行う手続きがいくつかあります!
ママはまだ動けないことが多いので、パパや身内の方が代わりに手続きしましょう。
(※出生届のご署名は、パパかママのどちらかしかできません。)
また、母子健康手帳と一緒にお渡ししたハガキの「出生通知票」もあわせて提出してください!
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里帰り出産をしたママへ
児童手当と子ども医療費助成の申請は、赤ちゃんが生まれた月の月末まで
(月の後半に生まれた場合は出生の翌日から15日以内・郵送の場合は必着)に申請が必要です。
しかし、里帰り先では申請できませんので、郵送などで葛飾区へ申請してくださいね。
申請が遅れると、遅れた期間の手当てはもらえなくなるのでご注意ください!
伝統行事「お七夜」*
赤ちゃんが生まれた日から数えて7日目のお祝いです。命名式もこの日に。
祝い膳には赤飯や尾頭付きの鯛などをのせます。
この時期注意!マイナンバー通知カードの受け取り
赤ちゃんのマイナンバー通知カードは、簡易書留でご自宅に届きます!
ですが、赤ちゃんとの生活がスタートする時期で、忙しくて受け取ってもらえず
区役所に戻ってくることも多いそうです。
大変だとは思いますが、どうか受け取ってください!
安心して子育てできるように!「産後ケア」
出産後、家族からの援助が受けられず、一人で育児するのに不安…、
または体調があまり良くない…というママと赤ちゃんが、
様々な産後ケアを受ける際の費用を一部助成しています!
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伝統行事「お宮参り」*
地元の神社などに初めてお参りし、赤ちゃんの誕生を知らせ、元気に育つように願う行事です。
一般的には生後1か月前後に行いますが、地域によって多少異なります。
子ども2人乗せ自転車をご購入するご家庭へ
葛飾区では現在、小学生未満のお子さんが1人以上いるご家庭に、
三人乗り自転車などを買う際の助成を行っています!
2人目が生まれて、三人乗り自転車を新たに買うという方!
このサービスを利用してみてはいかがでしょうか? ※原則購入後の申請が必要です。
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赤ちゃんは生後2・3か月から、首が少しずつしっかりしてきます。
音のする方に顔を動かしたり、動くものを目で追ったりします。
起きているときは音の出るおもちゃで遊んであげましょう。
助産師または保健師が皆さんのお家に伺います!「こんにちは赤ちゃん訪問」
提出していただいた出生通知票(ハガキ)をもとに、助産師または保健師がご自宅に訪問して、
赤ちゃんとママの様子を確認したり、子育てに関するいろいろな相談を受け付けています。
自分の家というパーソナルな空間でこそ言える、産後の体調や子育てのことなど、
この際たくさん相談してみるのもグッド!
生後4か月になるまでの赤ちゃんがいるすべてのご家庭が対象です。
2か月児の会
生後2か月の赤ちゃんの体重測定をして成長を振り返ったり、保健師の育児の話を聞いてみましょう。
参加者同士の交流の場でもあるので、ここで仲間を見つけたり、子育ての知恵などを共有しておくと
お得!
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子ども未来プラザ・児童館でのイベント「のびのび測定」
子ども未来プラザ・児童館では赤ちゃんの成長を測定・記録できる、のびのび測定を毎月行っています!
お子さんの日々の成長を感じてみてください。
子ども未来プラザ・児童館ではほかにも様々なイベントや講座なども開催しているので、
これを機に遊び場のひとつにしてみてはいかがでしょうか?
お子さんの予防接種
ママが赤ちゃんにプレゼントした免疫は自然に失われてくるため、
赤ちゃん自身が免疫をつくって病気を予防することが必要です。
その助けとなるが予防接種!
さまざま種類がありますので、きちんと受けられるよう、スケジュールを立てておくと
わかりやすいです。
ちなみに、スケジュール立てには妊娠・子育て支援アプリ(葛飾区総合アプリ)がオススメ。
予防接種は大体生後2か月ごろから始まります。
受診票は個別に送られますので、無くさないようご注意ください!
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乳児健康診査(3~4か月健康診査)
身体測定、内科健診、育児・離乳食相談などを行います。
絵本1冊プレゼント!「ブックスタート事業」
地域のボランティアさんが赤ちゃん一人ひとりに絵本を手渡し、読み聞かせをしています。
これを機に、絵本を通して赤ちゃんとパパママが触れ合う時間を作ってみてはいかかでしょうか?
乳児健康診査とあわせて行われます。
また、赤ちゃんと図書館に来ると0歳から「利用カード」が作れます!
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働いているママにオススメ!「予約入園」
4月に仕事復帰したい、けれど赤ちゃんがまだ小さいので保育園に預けるのは厳しい…というママへ、
予約入園をオススメします!
なんとこの制度、5月から10月までの間で0歳の赤ちゃんの入園を事前に決められるので、
赤ちゃんの成長を待ってから保育園へ預けられます。
だから、育休明けの仕事復帰も安心!
スポット紹介「赤ちゃんの駅」
外出時におむつ替えや授乳が行える「赤ちゃんの駅」が区内にあります!
お出かけ中、急に必要になったときなどに、お気軽にご利用ください!
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コラム:昔と今の子育て 抱っこ 「抱き癖がつくから抱っこしない方が良い」というお話、聞いたことありませんか? 将来、抱き癖がつくのを心配して、抱っこを控えるという子育てのやり方がありました。 しかし!それはもう昔の話。もう抱き癖の心配はありませんので、どんどん抱っこしましょう! 赤ちゃんはパパとママとの抱っこが大好きです。抱っこは赤ちゃんに安心感を与えます。 |

赤ちゃんの身体と知能が急速に成長する時期です。
泣き方にもバリエーションが増え、笑い顔も見せるようになります。
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育児のポイント
赤ちゃんと会話しましょう!
赤ちゃんの出す言葉の意味がわからなくても、「そうだね」など積極的に語りかえしてみましょう。
伝統行事「お食い初め」*
赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにと願う行事で、
祝い膳の鯛などの食べ物を口に持っていき食べさせるまねをします。
生後100日目が一般的ですが、110日目、120日目という地域もあります。
離乳食スタート!
生後5か月くらいになった赤ちゃんは、母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなるので、
栄養を補うために離乳食をはじめます。
初めは1日1回から、約1年かけて徐々に回数を増やしていきます。
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育児学級
生後5か月の赤ちゃんがいるパパママを対象に、離乳食作りの実演と育児の話を行います!
6か月児健康診査
都内の契約医療機関で健康診査を受けられます。
生後6か月から8か月になる日の2日前までの赤ちゃんが対象です。
スポット紹介「子育てひろば」
地域の中で楽しく子育てをするために、子育てひろばへ遊びにいってみませんか。
主に0歳から3歳のお子さんとパパママが対象です。
子育てひろばで、新しい子育て仲間を見つけて交流を深めてみるのも良いと思います!
スポット紹介「すくすくルーム・のびのび広場」
子ども未来プラザ・児童館でも、乳幼児のお子さんとパパママが対象の「すくすくルーム・のびのび広場」で楽しく遊べます。
年齢別活動や、体操・手遊びを行う親子タイムなど、イベントは様々!
詳しくは各子ども未来プラザ・児童館にお問い合わせください。
また、子ども未来プラザ・基幹型児童館には、相談室や専用電話があるので、子育ての不安を相談してみるのもグッド!
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この頃の赤ちゃんは、「バイバイ」「ちょうだい」など大人の言っている言葉の意味も少しずつ
分かるようになります。
お座りもできるようになって、ハイハイも盛んになります。
夜泣きや人見知り、後追いといった行動があらわれるのもこの時期です。
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育児のポイント
赤ちゃんとたくさん遊びましょう!この時期は好奇心が旺盛になり、興味があるものに
積極的に手を伸ばしたり、「バイバイ」など大人のまねをするようになります。
おもちゃなどで「これちょうだい」「ありがとう」とやり取りしたり、向かい合って
ボールを転がしたりして遊びましょう。
伝統行事「初節句」*
初節句とは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句で、女の子は3月3日の上巳の節句、
男の子は5月5日の端午の節句を祝います。
女の子はひな人形を、男の子は武者人形や兜を飾り、健やかな成長を願います。
他の子と比べないで、悩んだらまず健診や育児相談を
発育や発達のペースは一人ひとり違います。
お子さんのペースを他の子と比べてあせったりしないことが大切です。
心配があるときには保健センターなどに相談してみましょう。
育児相談…月1回、身体測定と、保健師・助産師・栄養士による相談を行います。
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9か月児健康診査
都内の契約医療機関で健康診査を受けられます。
生後9か月から11か月になる日の2日前までの赤ちゃんが対象です。
親子の歯育てすくすくクラブ
ママとお子さんのお口の健康教室です。
むし歯菌の感染予防とママのお口の健康についてや、お口のチェック法などを学んで、
親子できれいな歯にしましょう!
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先輩ママの体験記:離乳食編 この時期は赤ちゃんの離乳食が進み、1日に3回食べられるようになります。 |
もうすぐ1歳…
赤ちゃんが生まれてから、もうすぐ1年…。
目まぐるしい育児生活の中で、嬉しかったり、楽しかったりした時間がたくさんあったと思います。
そして、それはこれからもいっぱいあるはずです!
子育てはまだまだつづきます。
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*…公益財団法人母子衛生研究会『母子健康手帳副読本』2019年版 P142より引用
